2014年9月30日火曜日

恒例バンコク日本人学校体験入学

雨季まっ盛り。毎日天気は悪い。そして、長かったデモ騒ぎは今現在は軍が政権
を握ることで事態はつかの間の収束を迎えたものの、観光客の足は遠のき、家計
はますます苦しい。

しかしそんなときでもどんな時でも子供たちの休みはやってくる。
今年も来週からまた1か月子供たちは休みに入る。また飯炊き女をしたり、
起こさなければいつまでたっても起きてこない子供たちを怒鳴りつけて
キーキーしないといけないわけだ。憂鬱。

そんな私たちの恒例行事として10月は毎年バンコクにある日本人学校に
1週間の体験入学というのがある。これは今から9年ぐらい前、
息子が小学1年生だったころから始まった制度で、
プーケットにある日本語補習校に通っている生徒が希望を出すと
10月に1週間、特別に入学をさせてもらえる。

この1週間は、滞在費とバンコクまでの飛行機代は自己負担だが、
学費は勿論のこと、送迎バスも無料で付けてくれるという
バンコク日本人学校にとってはかなりボランティア的なイベントだ。

我が家はほぼ毎年この素敵な恩恵にあずかりにバンコクに行くのを
1年に1度の楽しみとしている。
スクンビットにある、そんなに高級ではないけど居心地の良い
コンドミニアムに滞在して、子供たちが学校に行っている昼は
おいしいランチを食べたり、日本食材スーパーに買い物にいって
晩御飯の支度をする。子供たちは土日にはキッザニアにいったり、
アイススケートを楽しんだり。

しかし困ったことに、10月は我が家で最も余裕のない月。
しかも今年は5年に一度ぐらい襲ってくるかなりピンチの年。
先日も一緒に行く同じく観光に従事しているビジネスを持つ友人に
「今年はお金ないってあんまりぼやかないね」と言われた。
確かにね、人間余裕がなさすぎるとぼやくことすらしなくなるって
初めて知りましたよ。
こんなにどうしていいのかわからないのは初めてのことですから。

そうはいってもバンコク行きは来週に迫ってきた。
今年は絶対に手をつけてはいけないと決めていた日本円貯金に
(しかもなぜか超円安)手をつけざるをえないのか。
子供たちは楽しみにしてるしな、今さら
「お金ないのでいけません」とはいかないよな。とほほ。

2014年9月4日木曜日

母もキラキラしていたあのとき。

15歳になった中3の息子は思春期で反抗期真っ盛り。まず、母のいうことや、
やることは真っ向から全否定。何を言われても、何をされても
とにかく気に入らないらしい。あっちは思春期、こっとは更年期。
お互いにイライラしているから、一日とて喧嘩のない日はない。

思春期は異性に興味がすごく出る時期でもある。
彼らのフェイスブックを見ると、『誰々と交際中』というのを良く目にする。
15歳ともなれば男女交際をする子も出てくるというものだ。
46歳の私にも思春期の経験はあって、14歳の時に交換日記をしたり、
学校から一緒に帰ったりする彼氏的な男の子がいた覚えがある。

しかし、うちの息子も女子に興味はあるし、勿論彼女も欲しいのだが、
いかんせんもてない。いや、彼の名誉にためにも一応書いておくが、
全くもてないというわけでもなく、全く好みでない女の子からは
告白されたりアプローチされたりという経験はあるのだそうだ。

がしかし、身の程を知らないというか、悲しいことに彼は超面食い。
今まで彼が好きになった女の子は、色白で目元は涼しげながら尚且ぱっちり、
すらりとしたほっそり美人さん。当然ながら男子の人気はすごく、
勇気をふりしぼって告白したものの残念な結果に終わっている。

息子は毎日送り迎えの車の中でつぶやく。
あー別に誰かと付き合うとかそういうんでなくても、
誰かを好きになりたいなあと。誰かを好きになると、
勉強もスポーツもすごく頑張れて毎日が楽しくキラキラしているんだと。

更年期の私は自分の思春期のあのキラキラしていた時を思い出す。
そして、なんだか少し泣きたいようなちょっぴり悲しいような
気持ちに襲われる。

タイの国民的歌手、セークローソーは歌った。
初めての彼女は14歳の時だと。
果たして現在15歳の彼にそんな時はいつ訪れるのか。楽しみである。