2013年9月6日金曜日

母さんタクシーは本日も島を駆け巡る

4ヵ月ほど前から6歳になる娘が水泳を始めた。
目的は、丈夫な体を保つためと、精神的に鍛えること、そして何より華麗に泳げるようになったら素敵。という親の願望。

息子は中学1年生からテコンドーを習い始めた。そしてほぼ同時に学校の部活でバスケも始めた。 数年前から、習いたい、習いたい、とリクエストはされていたものの、テコンドージムは我が家から遠く、何よりテコンドーというものがどんなものかもよくわからないので私の気持ちも盛り上がらなかったから。
しかし、あまりにお願いされるので仕方なく承諾したのが、中1の3月の長い休み中。それから1年半たった今も熱心に通い続けている。

思えば息子が小さいときは習い事といえば、塾と水泳教室ぐらいしかなかったように思う。 プーケットは今でこそやっとスポーツを子供にやらせたがる親が増えたように思うが、息子が小さかったちょっと前まではスポーツの習い事はそんなに盛んではなかった。
少なくとも、私の周りにサッカーやダンス、テコンドーなどをやっている子供はいなかった。

それが今ではどうだろう、私の周りの子供たちは何らかのスポーツの習い事をしている子がぐっと増えた。 しかし、何が大変といえばもちろん勉強と運動を両立させていく子供たちより、それをサポートして送り迎えをしている親たち。

この島の交通事情は非常に悪く、公共機関の乗り物はバスぐらい。しかも細かい地域は全くサポートされておらず、時間も朝から夕方6時までしか運行されていない。
習い事をさせようと思ったら、親が必然的に送り迎えをし、子供の習い事が終わるまでじっと子供たちを待つ。当然時間的にうちでご飯を食べることもままならないので、うちで簡単な弁当を作っていって時間の合間を縫って食べさせるか、買い食い。
これが毎日のことなので、時間もお金もかなり使う。

私たちが子どものころから日本では、習い事は小さなときから公共機関を利用したり徒歩で子供たちだけで自分で通ったものだ。
あの当時、自家用車で親が習い事の送り迎えをしているご家庭は、ちょっぴりハイソなイメージだった気がする。

また、こちらではあまりの交通事情の悪さから、小学4,5年生ぐらいの子供がバイクを運転するのもざら。うちのお兄ちゃんは中2だが、公立中学に通っている子供の多くは自分でバイクを運転して学校に通っている子もいるし、学校もそれを認めているところも多い。 しかし、交通マナーの悪さもピカイチなので子供のバイク事故の死亡例も非常に多いのだ。

勝手に自分で通っていただけたら楽だが、交通事故で死んでもらっては困る。
いろいろなことを考えつつも、今日は金曜日。
娘は水泳教室と、バドミントン。兄は公文とテコンドー。習い事から、さらに習い事へ。1日の移動距離約50キロ。母さんタクシーは本日も島を駆け巡ります。


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