2015年3月30日月曜日

お兄ちゃん合格!

日本もタイも3、4月は別れと出会いのシーズン。
わが子の卒業に涙した方も多かったことでしょう。おめでとうございます。

かくいう我が息子も先日無事に義務教育課程を終えることができました。
中学のこの3年間は、友人や、先生方やいい環境に恵まれ、彼にとっては最高に楽しい
3年間だったようで本当に何より。

今回は、卒業の話ではなく1ミリの受験勉強もしなかったくせに
急に受験すると言いだした息子の話の続きである。

受験願書の提出後、息子希望の学科の募集人数5人に対してなんと20人の応募があった
からさて大変。希望の学科は国立の高校のインターナショナル課。ほとんどの生徒が
中学からエスカレーター式に上がってくるので、高校からは5人しか入れないらしい。

やっぱりというかそりゃそんな簡単に受かってたまるかと真剣に勉強された生徒の方は
思うであろう、当然息子は正規に合格することはなかった。
がしかし、枯れ枝にぶらーんとぶら下がる枯葉のように、なんとか補欠という
なんとも中途半端な、そして私からするとなんとも息子らしい感じのポジションで
彼は残ってしまった。

がしかし、一向に補欠2番目の彼の順番は回ってこないのか、「空きが出ましたから合格です」
というような連絡はない。だめならだめで次を考えなければ、今月末に日本に帰国しなければ
ならない用事などの目途もたたないし、なによりどこにも行けなくなってしまったらそれこそ大変。

そこで学校に電話してみた。すると、もう少しお待ちください。チャイイェンイェン。
(落ち着いて)とういう答えが返ってきた。それからほぼ毎日にわたり、息子、父親、私と
かわるがわるに電話をしてみたが毎日のらりくらり同じような返事しか返ってこない。

ついに、しびれを切らし、「いつまで待ったらダメとかOKとかわかるのでしょうか」
と聞いてみると「校長先生が火曜日に戻ってくるので、そうしたら学校に来てください」とのこと。

我が家は自営業で家族全員で出かけられるのは1年に1回ぐらいだが、その火曜日はなぜか
家族全員で校長先生のもとを訪れた。
すると校長先生は 「あなたたちなんで8日のライガーントウア(入学のための登録)
の日に来なかったの?」という。へ?? 
「毎日電話して聞いてたんですが、その日に来いとは言われませんでした」というと
「ふーん、おかしいなあ・・・」という。そして、テストの成績等を見ながら
「ま、いいんじゃない?○○先生のところに次行って」とう。

校長先生曰く、どうやらその日に来てキャンルの人が出るのを待ち、
でたらその場で合格というシステムだったらしい。ふうむ。しかし、
なんであんな毎日電話していたのに誰も教えてくれなかったのだろう。

というわけで、なんだか不思議にも無事高校が決まりました。うちの旦那曰く、
「もったいつけて裏口入学させたかったんじゃないのか」とのことでしたが、
インターナショナルで学費高いうえに、裏口金まで払えませんよ、我が家は。
そこまでして行かなくてもいいしね。

というわけで我が家の枯れ枝はなんとか復活し、無事サクラが咲きました。
めでたしめでたし。 なのか??

2015年3月2日月曜日

お兄ちゃんが受験することになった!

日本は受験シーズンまっさかり。ここタイも受験のシーズンがやってきた。
タイは、理数系がなぜか異常にもてはやされるので、中学受験、高校受験をする
人たちはこのコンカーンという進学のための特別クラスの数学理科クラスに
必死に勉強して入学をしたい子供たちと、そうさせたい親たちの受験戦争は
年々暑くなっている気がする。

このコンカーンの枠はせまく、うちのお兄ちゃんの小学校や中学校でもクラスで
1番か2番ぐらいのとびきり頭のいい子がかろうじて合格するようなところ。
なのに、一か八かを狙った受験生たちがパンガーやはたまたクラビーあたりからも
やってくるのでちょとした受験生祭りのような状態。

そんななか、中学3年生の毎日一秒も家で勉強しないうちのお兄ちゃんが
受験すると言いだした。もちろん、理数が極端に弱いお兄ちゃんは理数系なんて
受けるはずも、受かるはずもなく、IEPという英語クラスを狙っているんだそうだ。

彼は中学の時に、高校受験しなくてもいい学校に推薦入学させてもらったので、
そのまま高校に上がればいいだけの話なのだが、
「オレはもっと広いソーシャルの中で生きていきたい」

とかなんかちょっと格好つけたようなことをいっちゃっているのである。
要するに私が思うには、彼が受けたい学校は女子が70%いや、80%ぐらいを占める
学校なので、今までのソーシャルでは狭すぎてモテなかったオレも
そのぐらい女子がいる学校だったらモテるんじゃないのか?
って思ってんじゃないのかという気がしないでもない。

というわけで、願書を出しに行ってきたのだが、いきなり数学の成績で
足切りされそうになった。これは中学が英語科に通っていると、ハンディをもらえる
らしく、英語科に通っているという証明を提出したら、なんとかパスした。

あとは3月1日の試験と面接だが、編入試験なので枠は10人しかなく、
願書を出しにいった段階で倍ぐらいの人が願書を提出していたのでまず恐らくだめだろう。
というかダメであってほしい。

というのも、学費が1年でなんと11万バーツ近いということが判明。
現在の6万バーツちょっとの学費でもヒーヒー言っている我が家には倍近い学費は辛すぎる。
もしこれに落ちたら、普通科を受験すると言っていたが、
こちらの学費は1年で5000バーツほど。なんと20分の1。
お兄ちゃんには言えないが、普通科でいいんじゃないかなあと思う母であった。
結果は次回に。