2013年7月31日水曜日

納得できない運動会の衣装代

先週、娘の連絡ノートを確認していたらタイ文字で何を書いてあるかよくわからないが 600バーツという字だけぱっと眼に飛び込んできた。お金の請求については敏感に反応するので「600バーツ?なぬ?」と軽く驚き、娘に聞いてみる。
「えーーと、ファッションショーをするんだよ。私はマレーシアなの。○○君もいっしょに二人でマレーシアなんだよ」という。

○○君というのはうちとおなじように、お父さんがタイ人でお母さんが日本人のお友達。なんだか事情がよくわからないので担任の先生に電話をしてみることにした。
うちの娘の担任の先生は、現在14歳になる息子が小学1年生の時から6年の時まで家庭教師をやってくれていた。なんと娘とは彼女がお腹の中にいるころからのご縁。
どうやら今週行われる運動会の催し物の一環にファッションショーがあり、それでマレーシア担当が娘らしいのだが、その衣装代に600バーツかかるとのこと。

このマレーシアの衣装がどんなものかはよくわからないが、タイの学校で使われるパレードや踊りの衣装は普段到底着たりすることはないよ うな、派手でキテレツなものがほとんど。なので、この600バーツはそのファッションショーのほんの数秒の出番のたった一回の出番の為に支払われるお金を 意味するのだ。
うーーーん。

大体にしてタイ人は目立ちたがりの人が多く、そういった踊りやパレードで自分の子供が先頭に立ったり真ん中であったりすることに喜びを感じる親が多いらしい。
そしてその子供に、これでもかというぐらいのアイラインと付けまつげ、こってりグラデーションの効いた派手なアイメイクと、今人を食べましたと言わんばかりのまっかな口紅を早朝から美容院を予
約して派手に結い上げた髪とともにメイクしてもらってくるのだ。

だけど、私はそういうことは非常に面倒くさく、しかもたった1回しか着ない衣装に600バーツを払うのがもったいなく感じる性質なのでできればご勘弁願いたいと常々思っている。
次に先生にお会いしたときには必ず「今年はもうこの1回でご勘弁を」というのを忘れないようにしなければならないと心に誓うのであった。

2013年7月14日日曜日

我が家のスクールバス事情

子供たち及び子供を抱える親の朝は早い。
特に、家のように地域の公立ではなく、私立に通い、一人は車で15キロほど、もう一人は10キロほど離れた学校に通わせていると朝の渋滞で時として1時間以上かかる場合もあるので更に朝早く出ないと間に合わない。

幸いなことに、我が家は息子が小さいころからスクールバスを嫌がらなかったので、幼稚園の時からバス通学をしている。娘しかり。
このスクールバスはあちらこちらを回るので、我家に迎えに来るのはなんと朝の6時半。
15キロほど離れた学校につくのは、8時少し前だ。
バスが迎えに来るまでに、起きてまずシャワー、着替え、朝食を済ませるので起床は5時40分。日本に住んでいる人は「そんなに早くて朝忙しいのになぜ優雅にシャワー??」と思ったりするようだが、タイではこれはあたりまえのことでここでは常識だ。

朝シャワーをしない人というのは、だらしなくて、面倒くさがりの人、そして汚い人というレッテルを張られてしまう。

当然みなそんなレッテルは張られたくないので、ほとんどの人がシャワーを浴びているはず。
このスクールバス、各学校によって値段は様々。
娘の通う小学校のスクールバスは往復で1900バーツ。息子の通う学校は往復で3500バーツ。ただ、息子は帰りに部活等があるので行きだけの利用は2000バーツと言われた。片道だけなのに娘の学校より高い。

最初の3カ月ほどは学校のスクールバスを利用したが、あまりに高いので娘の学校に
「行きだけ一緒に乗せて行ってもらえないか」
と相談してみた。
娘の学校に行くには、息子の今通っている中学付近を通る。学校は違うが、息子は娘の学校の卒業生。冗談みたいだが、あっさりとOKがでた。
値段は1ヶ月950バーツ。息子の学校のバスの半額である。
というわけで、毎朝うちの兄弟は違う制服を着て、娘の学校のスクールバスで通学している。
そして、最近娘は水泳教室に通い始めたのだが、教室のある日はうちまでではなく、水泳教室まで送ってもらうことも可能なのだ。

こんなゆるい感じのタイの学校のスクールバス事情。日本人の親は「いい加減だ」とお怒りの方も少なくないが、私にとっては時として大変都合よく、融通のきくところがお気に入りである。