2013年6月23日日曜日

『新学期スタート!入学式、始業式はありません!?』

子供たちの長―い夏休みはやっと終わり、ようやく新学期が始まった。お休み期間約2ヶ月半。 一日中子供たちのご飯を作って台所に立ち続ける生活や、「どこかに行きたーい」と1日中わめく子供をなだめる生活もやっと終わりとなった。

大変不思議なことに、この間宿題は一切出ない。
われわれが子供のころは、夏休みといえば大量の毎日やらなければならないドリル類や、小学生の時は夏休みの特別な課題で、何か作品を一 つ作らなければならなかったり、ちょっとした研究などが宿題に出たものだ。

そして恒例として、夏休みの終わり近くになるとそのため込んだドリルや課題を前に半分べそをかきながら「だから言ったでしょ、毎日コツコツやることが大切だって」
と母親にしかられながら、そして半分手伝ってもらいながらやった記憶がある。
今となってはそれもまた良い思い出となってはいるのだけど。

ということで、この2ヶ月半宿題もなければ学校ないという子供たちにとっては天国のような期間であるので、大いに遊び呆ける。(勿論一部のしっかりとした母親や、しっかりとした子供たちは塾にかよったり、自主学習をしているが)
うちの子供たちも例にもれず、大変に遊び呆けていた。娘に至っては、半ば幼稚園で習ったタイのアルファベットを少し忘れていたほどだ。

そんな天国のようなお休みは終わり、いきなりタイの学校は1日目から4時までびっちりの授業が再開される。これまた大変不思議なことに、タイの学校に入学式や始業式、終業式はない。 あるのは卒業式のみ。

一番最初の子の時は何もわからなかったので、「入学式がないなんてうちの学校だけでしょ」と思っていたが、違う中学になってもあいかわ らず入学式はないので、どうやら入学式などは一切やらないのがタイスタイルらしい。もしかしたらある学校もあるかもしれないが、とりあえず私の周りでは聞 かない。

夏休み明けの朝は、いきなりのスクール送迎渋滞で始まる。
送迎事情に慣れない新入生の親などが入り混じって、大体1週間位は校門の前から親たちの送迎車の長い列ができるのだ。

学校が始まってそろそろ1週間~2週間がたち、子供たちがようやく学校生活に慣れて来た。子供たちがいなくて、とても静かな昼時、親たちはつくづく学校のありがたさをかみしめるのであった。

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